アミノインデックス ®リスクスクリーニング(AIRS)検査メニュー
アミノインデックス
血液中のアミノ酸濃度のバランスから、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする検査がアミノインデックスです。
アミノインデックスとは
血液中のアミノ酸濃度のバランスから、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする検査がアミノインデックス®です。
例えばスポーツ選手の疲労度をアミノインデックスで調べ、競技の種目ごとに最適なトレーニング法や食事提案をしたり、高齢者の栄養管理に用いるなど、アミノインデックスの今後の可能性はとてもひろがっています。
AIRS検査とは
AIRS検査は採血による三大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)のスクリーニング検査です。採血量は1回につき5mlと少量で、現在・将来のさまざまな疾患リスクを一度に評価することが可能です。がんについては複数のがんリスクを調べることが可能で、早期がんや様々な組織型にも対応しています。その他、10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク、4年以内に糖尿病を発症するリスクなども検査できます。
これは新しい検査方法で、血液中のアミノ酸濃度を測定するものです。例えば健康な人とがんに罹患している人とでは、血液中のアミノ酸濃度バランスは違います。その違いを統計的に解析することで、がんのリスクを評価します。
健康な人の体は、血液中のアミノ酸濃度が一定に保たれるようになっています。ところが病気にかかると、一定に保たれていたアミノ酸濃度のバランスが変化してしまうのです。
AIRSとは、この性質を利用した画期的な方法で、下記の検査結果を同時に得ることができます。
・「AICS」・・・現在がんである可能性を調べるがんリスクスクリーニング検査
・「AILS」・・・将来、脳心疾患・糖尿病を発症する可能性を調べる生活習慣病リスクスクリーニング検査
所要時間 | 10~20分程度(問診~採血) |
---|---|
検査結果 | 12~14日程で検査結果が出ます。 |
検査に伴う症状 | 採血部に内出血や痛みを生じる場合がございますが、時間と共に消失します |
検査当日の飲食 | 1.検査前8時間は絶食となり、水のみ飲用可能です。サプリメントも摂らないようにしましょう。 2.前日の夕食では、高たんぱく質(肉や魚など)の摂取をなるべくお控えください。 |
入院の必要性 | なし |
注意事項 | 1.妊娠中の方、がんの治療中もしくは治療終了後の方、先天性代謝異常の方、透析中の方は結果に影響いたしますので検査をお受けできません。 2.予約制となっておりますので必ずお電話か、来院予約フォームよりご予約ください。当日直接ご来院いただいても検査を承れないことがあります。 |
検査項目
検査項目 | 評価対象がん | がん種別 評価対象年齢 |
|
---|---|---|---|
男性 | AICS[5種] | 胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん | 25歳〜90歳 |
前立腺がん | 40歳〜90歳 | ||
AILS[脳心疾患リスク] | 10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク | 30歳〜74歳 | |
AILS[糖尿病リスク] | 4年以内に糖尿病を発症するリスク | 20歳〜80歳 | |
AILS[アミノ酸レベル] | 血液中の必須・準必須アミノ酸の低さ | ||
女性 | AICS[6種] | 胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん乳がん、 | 25歳〜90歳 |
子宮がん・卵巣がん | 20歳〜80歳 | ||
AILS[脳心疾患リスク] | 10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク | 30歳〜74歳 | |
AILS[糖尿病リスク] | 4年以内に糖尿病を発症するリスク | 20歳〜80歳 | |
AILS[アミノ酸レベル] | 血液中の必須・準必須アミノ酸の低さ |
※各がん種の評価対象年齢は、一部受診対象年齢と異なります。各がん種の評価対象年齢外の方のAICS値は評価対象外となります。
検査結果について
・アミノインデックス®がんリスクスクリーニング検査(AICS)
それぞれのがん種を0.0~10.0の数値(AICS値)で表します。この数値ががんのリスクを示します。
目安として判断基準を「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示しています。高い数値ほどがんのリスクが高いと言えます。ランクの見方は下記のとおりです。
ランクA・・・通常よりがんのリスクが低い(0.3~0.7倍)
ランクB・・・通常よりやや高くなる(1.3~2.1倍)
ランクC・・・通常より高くなる(4.0~11.6倍)
AICSはがんに罹患していることを確定する検査ではありません。
検査にはそれぞれメリット・デメリットがあります。数種類の検査結果を総合的に判断し、がんを発見できる可能性が高くなるという検査です。
また、AICSは採血当時における「がんのリスク」を評価するものであり、一生涯のリスクを評価できるものではありません。定期的に検査をおこなうことで、早期発見・早期治療に備えることが可能だと考えられます。
また、AICS値に影響を与えるがん以外の病気として、下記が挙げられます
・肺・・・・・・・肺結核、肺気腫、無気肺、非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患
・前立腺・・・・・前立腺肥大、糖尿病
・子宮、卵巣・・・子宮筋腫、子宮内膜症、良性卵巣腫瘍
・アミノインデックス®生活習慣病リスクスクリーニング検査(AILS)
脳心疾患リスク、糖尿病リスクを0.0~10.0の数値(AILS値)で表します。この数値が、10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク、4年以内に糖尿病を発症するリスクを示します。
目安とし判断基準を「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示しています。高い数値ほど10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク、4年以内に糖尿病を発症するリスクが高いと言えます。
<ランク別発症相対リスク>
・脳卒中、心筋梗塞
ランクAを「1」として、ランクB「3.9倍」、ランクC「11.4倍」
・糖尿病
ランクAを「1」として、ランクB「7.8倍」、ランクC「16.7倍」
「ランクB」「ランクC」の評価でも、10年以内に脳卒中、心筋梗塞、4年以内に糖尿病を発症することを確定するわけではありません。また、「ランクA」の評価でも、発症しないことを確定できるわけではありません。あくまで将来的なリスクを検査するものです。その他の検査結果も含め総合的に判断しながら、発症の予防や早期発見・早期治療に備えることが可能だと考えられます。
また、AILS値に影響を与える他の病気として、下記が挙げられます。
・高血圧 ・食後高血糖 ・肝機能障害 ・内臓脂肪型肥満
・脂肪肝 ・メタボリックシンドローム ・脂質異常症 ・高尿酸血症
・アミノインデックス®アミノ酸レベル検査(AILS)
血液中の必須・準必須アミノ酸濃度について、0.0~100.0の数値(AILS値)で表します。0.0~29.9を「低い」、30.0~100.0を「通常」と分類します。低い場合、貧血やたんぱく質栄養不良、免疫・炎症の指標との関連が考えられます。
〇AILSの検査結果分類
糖尿病リスク検査とアミノ酸レベル検査の結果から、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳに分類、
更に脳心疾患リスクがランクCだった場合には、「*」マークを付け、AILS検査に基づくタイプを割り出します。
<タイプの分類>
Ⅰ:糖尿病リスク「ランクA」+アミノ酸レベル「通常」
Ⅱ:糖尿病リスク「ランクBorC」+アミノ酸レベル「通常」
Ⅲ:糖尿病リスク「ランクA」+アミノ酸レベル「低い」
Ⅳ:糖尿病リスク「ランクBorC」+アミノ酸レベル「低い」
+脳心疾患リスク「ランクC」の場合「*」マークで表示
※報告書に「Ⅳ*」などと表示されます。
AIRS検査の特徴
<アミノインデックス®がんスクリーニング検査(AICS)>
「がん」は医療技術の進歩によって生存率も年々上昇傾向にはあるものの、すべてのがん種において上昇しているわけではなく、未だ不治の病と恐れられています。
現在でもがんに罹患している患者数は増加傾向にあります。
下記の表は、死亡率が高いがん種を示しています。
死亡数の多いがん種
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 肺がん | 胃がん | 大腸がん | 肝臓がん | 膵臓がん |
女性 | 大腸がん | 肺がん | 胃がん | 膵臓がん | 乳房がん |
男女 | 肺がん | 大腸がん | 胃がん | 膵臓がん | 肝臓がん |
健康な人の身体は、血液中のアミノ酸濃度が、一定のバランスを保たれるようになっています。しかし病気などで身体に異変が生じると、代謝に変化が起こり、血液中のアミノ酸濃度が変動してしまうことがわかっています。
アミノインデックス(AICS)はこの性質を利用した検査方法で、血液中のアミノ酸濃度を測定し、現在の健康状態やがんなどに罹患している可能性を調べるものです。その他、スポーツ選手がトレーニング方法や食事の見直しを目的として自身の疲労度を調べたり、高齢者の栄養管理などを目的として、この検査が応用されています。
最近では医療分野において、簡単な検査でがんのリスクを発見できる可能性があるとあって、健康診断や人間ドックなどにも導入されるようになってきました。また、この検査方法でがんの早期発見が見込める可能性があるため、これまで早期発見が困難だった胸部X線検査やCT検査に代わり、有効な検査方法として注目されており、早期治療にも役立っています。
1回の採血で同時に複数のがんのリスクを検査することができるこのアミノインデックス(AICS)は、身体の負担も少ない検査方法です。検査対象は、上記にも挙げていますが、男性は胃がん・肺がん・大腸がん・膵臓がん・前立腺がん、女性は胃がん・肺がん・大腸がん・膵臓がん・乳がん・子宮がん・卵巣がんです。
<アミノインデックス®生活習慣病リスクスクリーニング検査(AILS)>
脳卒中は、成人病の中でも発生率が高く、寝たきりになる原因の1位に挙げられています。また、脳梗塞に代表される脳血管障害は、現在死因の第3位に挙げられており、国内では毎年約29万人が発症しています。
また、糖尿病は、国内での患者数約1000万人と言われており、糖尿病の可能性がある者についても同じく約1,000万人と推計されています。(2016年厚生労働省の調査)
発症すると完治することはなく、放置すれば様々な合併症を引き起こします。
私たちの身体は、水分約60%とたんぱく質約20%でできています。このたんぱく質は、20種類のアミノ酸から構成されていて、健康な人の血中アミノ酸の濃度は、一定のバランスを保たれるようになっています。
10年以内に脳卒中や心筋梗塞を発症した人や、4年以内に糖尿病を発症した方は、発症しなかった人に比べてアミノ酸濃度のバランスが変動しており、それは発症する前からバランスの変動が見られることがわかっています
治療(検査)の流れ
予約
1がんリスク検査は完全予約制となっております。
受付までお電話いただくかあるいは「診療予約受付」からご予約ください。予約当日中の検査をご希望の方は受付にお尋ねください。(当日に直接ご来院いただいても検査を承れない場合があります)。受付
2受付にお名前を伝えて頂き、保険証、お薬手帳をご提出ください。問診票記入後、カウンセリングまで少しお待ちいただきます。
記入に関してご不明な点がございましたら受付までお尋ねください。初診
3看護師がカウンセリングルームまでご案内し、担当の医師が診察を行います。問診後は検査及び検査内容の説明があります。
説明に了承頂けましたら、検査日を決定(後日電話予約可)して初診は終了です。(初診当日が検査日の場合、当日の検査が可能です。詳しいスケジュールは予約時に受付にお尋ねください)検査
4検査申込書および同意書にご署名頂き、医師より最終食事時間などの問診の後、検査になります。検査は5mlほどの採血のみです。
結果
5検査結果が出ましたら、ご本人にご連絡いたします。再診(検査結果受理)のご予約をお取りください。
再診
6医師より検査結果の説明を行います。
料金
この検査には健康保険は適用されません。全額自己負担となります。
アミノインデックス®は味の素(株)の登録商標です。
初診料 | ¥3,300 |
---|
アミノインデックスがんリスクスクリーニング検査 | 料金 | 当日治療 |
---|---|---|
男性AICS[5種] | ¥26,400 | 予約制 |
女性AICS[6種] | ¥26,400 | 予約制 |
関連する治療
検査に際して採血時にどうしても痛みを我慢できない方のために麻酔クリームをご用意しています。
治療名 | 単価 | 当日治療 |
---|---|---|
麻酔クリーム | ¥3,300 | ― |
よくある質問
- Q検査は痛かったり苦しかったりすることはないですか?
- 検査は単純に5mlの採血(通常の血液検査と同量)をするだけです。注射の痛みが苦手な方は、塗る麻酔クリームを使用し、痛みを軽減させることも可能です。
- Q検査前に絶食などの制限がありますか?
- 検査前8時間は絶食となり、水のみ摂取可能でサプリメントなども中止していただきます。 また、検査前日の夕食も肉、魚などの高タンパク質の食事は摂りすぎないようにしてください。 また、激しい運動も控えてください。
- Q誰でも検査できますか?
- 大腸がん、胃がん、肺がん、すい臓がん、乳がんは25歳~90歳、前立腺がんは40歳~90歳、子宮がん、卵巣がんは20歳~80歳で検査可能です。
- Q異常値がみられた場合、がんの可能性が高いですか?
- アミノインデックス検査はがんであるかどうかの確定は出来ません。いくつかの検査を総合的に判断することでがんを発見する可能性が高くなります。
- Qどのくらいの間隔で検査しますか?
- 通常の健康診断同様に1年に1回程度のアミノインデックス検査をお勧めしています。