デイクリニック天神では、2020年4月において、下記の日程で休診とさせていただきますことをお知らせいたします。
4月12日(日曜日)、27日(月曜日)
尚、診療予約、カウンセリング予約などは通常どおり、お電話・WEB共に受付いたします。
患者様にはご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
日帰りでの手術まで可能な外科設備を備えた 天神駅前のポータル医療機関として 満足度の高い「より良い医療サービス」を提案し、 患者さまが「より健やかな暮らしを持続できる」ように サポートいたします。
デイクリニック天神では、2020年4月において、下記の日程で休診とさせていただきますことをお知らせいたします。
4月12日(日曜日)、27日(月曜日)
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現在、新型コロナウイルスには、特効薬はありません。しかし、すでに別の感染症などに使われている薬が使える可能性があるとして、国内外で実際に患者へ投与し、効果や安全性の確認が進められています。
新型コロナウイルスに感染した患者へ投与している薬は、エイズの発症を抑える「カレトラ」、インフルエンザの治療薬「アビガン」、エボラ出血熱の治療薬として開発が進められた「レムデシビル」、抗マラリア薬の「リン酸クロロキン」です。これらは全て別の感染症に使われている薬です。
抗HIV薬「カレトラ」
このうち、エイズの発症を抑える抗ウイルス薬「カレトラ」は、中国やタイ、それに国内の複数の患者にすでに投与されています。日本感染症学会は先月、肺炎になって血液中の酸素が不足し酸素吸入が必要な状態のおおむね50歳以上の患者に対しては、投与を検討するという考えを明らかにしています。WHOがジュネーブで2月14日に開いた研究フォーラムでは、カレトラを構成する抗ウイルス薬「リトナビル」と「ロピナビル」の併用投与について、「数週間以内に予備的な臨床試験の結果が出る」との見込みが発表されました。カレトラはアビガン同様、すでに日本の承認薬なので、新型コロナウィルスへの効果が確認されれば患者への投与まで時間はかからないと考えられます。
抗インフルエンザ薬「アビガン」
また、日本の富士フイルム富山化学が開発したインフルエンザの治療薬「アビガン」は、国内でも愛知県の藤田医科大学病院などで患者に投与する臨床研究が始まっています。アビガンについて、中国政府は臨床研究で、効果が確認されたとして、政府の診療指針に正式に採用する方針です。アビガンのメリットは、条件付きですが国の承認が既に得られている点です。新型コロナウイルスに対する効果が確認され、承認が得られれば、すぐにでも投与が可能になります。富士フイルムホールディングスは「政府からアビガンの増産に関する検討要請が来ているのは事実です。現在、検討中です」としている。ただし、アビガンは胎児に副作用があるため、妊婦には使用できないというデメリットもある。
エボラで開発の「レムデシビル」
アメリカでは、患者に対してエボラ出血熱の治療薬として開発が進められた抗ウイルス薬「レムデシビル」が投与されました。コロナウイルスを含む一本鎖RNAウイルスに対して、抗ウイルス活性を示すことがすでに明らかになっています。新型コロナウィルスの治療薬として最も期待されている薬剤の1つで、日本国内でも臨床研究が始まる予定です。
抗マラリア薬「リン酸クロロキン」
さらに先月、中国政府は、抗マラリア薬の「リン酸クロロキン」で治療効果があったことを明らかにしました。国内でも類似のヒドロキシクロロキンを患者に投与した報告がされています。このほか、患者に投与して感染症の薬以外でも効果があるものがないか、確かめようとしているものがあります。
ぜんそく治療薬「オルベスコ」
国立感染症研究所が多くの薬の候補を調べ、吸引するタイプのぜんそくの治療薬「オルベスコ」一般名「シクレソニド」は、新型コロナウイルスに効く可能性があることを明らかにしました。
実際に国内で呼吸状態が悪くなった患者に投与し、数日のうちに症状の改善が見られたという報告が複数あります。全国の医療機関から日本感染症学会が報告を集めて効果の確認を進めています。
回復患者の「血しょう」も治療に
さらに、新型コロナウイルスに感染し、治癒した患者から提供を受けた血しょうを使った治療で、症状が改善したとする報告が、中国からされています。
薬の使用までには
全国の医療機関で薬を広く使用できるようにするためには、患者に投与して安全性や効果を確かめる臨床試験を行い、医薬品医療機器総合機構での審査を経て厚生労働大臣の承認を受けなければなりません。
すでに使われている薬を別の病気の治療にも使う場合、薬を最初の段階から開発するのに比べて、開発期間を短縮できます。しかし、それでも承認を得るには一定の時間がかかるため、新型コロナウイルスの患者に対しては、「適応外使用」という、患者の同意を得て医療機関内で審査したうえで薬を使用する方法で投与が行われています。
※掲載内容は、デイクリニック天神の見解を述べるものではございません。
デイクリニック天神では、2020年3月について、下記の日程で休診とさせていただきますことをお知らせいたします。
3月13日(金曜日)、26日(木曜日)
尚、診療予約、カウンセリング予約などは通常通り、お電話・WEB共に受付いたします。
患者様にはご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
東京大学医科学研究所は、新型コロナウイルスに感染した患者の治療に、既存の急性すい炎の治療薬が効く可能性があると発表しました。早ければ、3月中にも実際に患者への投与を始め、効果の検証を行うとしています。
同研究所の井上教授のグループは、国内で急性すい炎などの治療に使われる「ナファモスタット」という薬が、ウイルス外膜と感染する細胞の細胞膜との融合を阻止することで、ウイルスが細胞に侵入するのを妨ぎ、増殖するのを抑える効果が期待できることを確認したということです。慢性すい炎治療薬「カモスタット」という成分が似ている別の薬については、ドイツの研究チームが同様の有効性を発表をしています。井上教授らがこの2つの薬の効果を実験したところ、「ナファモスタット」の方が新型コロナウイルスの感染をより低い濃度でも防ぐ傾向がみられました。
「ナファモスタット」は、日本で開発された薬剤で、開発元の日医工が「フサン」という商品名で発売しています。また、特許が切れた現在では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の販売も進んでいる薬で、約30年にわたって急性すい炎などに対して使用されており、作用機序も十分解明されています。国立国際医療研究センターなどと共同で、早ければ3月中にも実際に薬を患者に投与し、安全性や効果を確かめる臨床研究を開始するとしています。
国内では新型コロナウイルスに対して、エイズの発症を抑える薬やインフルエンザの治療薬などを実際に患者に投与して効果や安全性の確認が進められています。同研究グループは4年前に、「ナファモスタット」が中東などで感染が広がったコロナウイルスの一種、MERS(中東呼吸器症候群)に対して効果が期待できるとする研究を出しています。井上教授は「効果が期待されているほかの薬との併用も考えながら、早く臨床研究を始めたい」と話しています。
※掲載内容は、デイクリニック天神の見解を述べるものではございません。
1月初旬に中国・武漢市内の海鮮市場の関係者に感染が確認されて以来、約1か月で感染者は世界中に拡大しています。
今日は、今後の拡大が懸念される新型コロナウイルス感染症の一部の重症化に関係している可能性があるとされる、「サイトカインストーム」についてお話します。
・新型コロナウイルス感染拡大の経緯
・サイトカインストームとは
・サイトカインを投与するサイトカインカクテル療法は危険なのか?
・日頃からの健康管理が大事 ~予防法~
【新型コロナウイルス感染拡大の経緯】
2019年12月31日 武漢で原因不明の肺炎
中国の武漢市内で原因不明の肺炎が広がっていると、世界保健機関(WHO)が中国当局から報告を受ける。
2020年1月7日 新型コロナウイルスと判明
武漢市の肺炎患者から、中国当局が新型コロナウイルスを検出した。
では、コロナウイルスの特徴とは
通常ウイルスは免疫力がまだ発達していない子供や、免疫力が衰えてきている老年者が発症しやすいと言われていましたが、どうも新型コロナウイルスは、普通のウイルスとは違うようです。これまで確認された発症者は、20代~50代が多く、免疫力が比較的高い方が発症されています。
中国の発表によると、新型コロナウイルスによる死亡者は高齢者が多いとされていますが、先日は36歳の男性が新型コロナウイルスで亡くなりました。
先ほども書いたように、高齢者は免疫力が衰えているので理解できますが、免疫力の高い36歳で、しかも持病も持っていない患者がなぜ重症化したのでしょうか。
その原因として考えられているのが 「サイトカインストーム」 です。
【サイトカインストームとは】
私たちの体は、免疫細胞が病原菌やウイルスの侵入から守ってくれています。そして、その免疫細胞に指揮命令を与え、コントロールしているのがサイトカインです。サイトカインには炎症性サイトカイン(攻撃性)と抗炎症性サイトカイン(保護作用)があり、この二つが絶妙なバランスをとることで、病原菌やウイルスを退治し、自分の細胞を保護しています。
このバランスが崩れる、もしくはサイトカインが過剰に産生されることで、自分の細胞をも傷つけるような過剰反応を起こすことがあります。つまり、自分の健康な細胞を攻撃してしまうということです。これをサイトカインストームと言います。
一度サイトカインストームが起こると、急激に病状が悪化します。肺にサイトカインストームが発症すると急速に呼吸困難に陥り、死亡する危険性が生じます。また、重症化すると多くの臓器が障害を受け、多臓器不全に陥り、死亡した例も報告されています。
サイトカインストームは、発症予測が困難で、諸説はありますが、残念ながら今のところ確立された治療法はありません。炎症性サイトカイン(攻撃性)を抑え、健康な細胞を傷つけることを防ぐことはできますが、そうすると、本来攻撃すべきウイルスへの効果も抑制されてしまい、結果、ウイルスが増えてしまうことになるからです。
【サイトカインを投与するサイトカインカクテル療法は危険なのか?】
当院では、サイトカインを使用した、脳卒中の後遺症治療をおこなっていますが、このサイトカインを使用した治療では、サイトカインストームを引き起こす危険はないのでしょうか。
当院で行っているサイトカインカクテル療法では幹細胞から抽出したサイトカインを投与します。先ほどサイトカインストームの原因のひとつとしてサイトカインが過剰に生産されると書きましたが、サイトカインがいっぱいあると危険なのではと思いますよね。
サイトカインには、攻撃性のサイトカイン(炎症性サイトカイン)と保護性のサイトカイン(抗炎症性サイトカイン)がありますが、幹細胞は再生及び修復、つまり組織の保護の役割を担っていますので、幹細胞から得られるサイトカインの大半は保護性のサイトカインになります。
つまり、保護作用が強まることはあっても、攻撃性が増すことはありませんので、安心して投与していただけます。
再生医療技術を活用した慢性期からの脳出血・脳梗塞後の後遺症治療(サイトカインカクテル療法)
【日頃からの健康管理が大事 ~予防法~】
今、私たちにできることは、十分な睡眠を取り、栄養のバランスが取れた食事で免疫力、体力を高め、感染しないようにうがい、手洗いを心がけ、予防することです。また、ビタミンCは免疫力を高めますので、点滴でビタミンCを摂取したり、サプリなどを服用するのも1つの予防法です。
以下は国際オーソモレキュラー医学会が推奨しているサプリメント摂取量です。
・ ビタミンC:1日3g以上
・ ビタミンD:1日125㎍(5,000IU)
・ セレン:1日100㎍
・ 亜鉛:1日20㎎
・ マグネシウム:1日400㎎(酸化マグネシウム以外で)
※オーソモレキュラー医学とは、ビタミンやミネラル等の栄養素を正しく取り入れることで、病気の予防や治療を行う医療です。
※上記は大人に対する推奨量です。子どもに対しては体重によって服用量を調整してください。
デイクリニック天神では、2020年2月について、下記の日程で休診とさせていただきますことをお知らせいたします。
2月27日(木曜日)、28日(金曜日)
尚、診療予約、カウンセリング予約などは通常通り、お電話・WEB共に受付いたします。
患者様にはご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。