しみ治療メニュー
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しみとは
しみの種類
皮膚(肌)にできるしみは、日焼けによる「老人性色素斑」、「そばかす(雀卵斑)」、「肝斑」などの種類があり、その種類に合った施術をおこなわなければ、かえって逆効果になることもあります。
まずは、ご自分の気になっているしみがどの種類なのかを診察で知っていただき、最適な施術はなにかをドクターがカウンセリングします。
老人性色素斑
老人性色素班は、いわゆる一般的な「しみ」で、日焼けによる色素沈着です。 日光に当たりやすい頬の横などに出来やすく、肌のターンオーバー周期が遅れてくると徐々に色素が沈着していき、色が濃くなっていきます。 このしみには、高周波治療やメラニン色素に反応するレーザー治療が適しています。 治療後、しみの部分がカサブタのような濃い状態になりますが、日にちが経過すると共にその部分は剥がれ落ちます。 剥がれた跡は少し赤みを帯びた状態になりますが、徐々に肌色が戻ってきます。 長年蓄積されたような濃いしみの場合には、1度の治療では取れない場合もあります。 その場合は、3か月ほど空けてから再治療します。
高周波治療について肝斑
そばかす(雀卵斑)
そばかすの多くは遺伝性と言われており、幼少期から鼻の周りや頬に細かい斑点が現れます。
紫外線を浴びる夏などに濃くなることから「夏日斑」という別名もあります。
一般的なしみ(老人性色素斑)とは逆に、加齢と共に薄くなる場合があります。
そばかすの治療に対しては、高周波治療やレーザー治療を行います。
その他「再生治療」による美肌治療もございます。
しみの治療法
高周波治療
しみになっている古い角質を削り取るかまたは分解し、新しい皮膚に置き換える治療です。
薄いしみには、塗り薬などで対応する場合があります。
処置後は、新しい皮膚が出て来てデリケートな状態になっていますので、日焼けや摩擦などの刺激を与えないように注意してください。
飲み薬(トラネキサム酸)
トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、抗炎症剤や止血剤としても処方されるお薬です。
肝斑の場合、服用することでメラニンを発生させる原因であるメラノサイト活性因子(プラスミン)をブロックすることができます。
副作用:食欲不振、悪心、嘔吐、胸やけ、眠気、そう痒感、発疹
塗り薬
しみの原因であるメラニン色素の合成を阻止する塗り薬です。
美白に効くというコウジ酸やアルブチンの数百倍もの美白効果があると言われています。
しみや肝斑、ニキビ跡の色素沈着などに効果的です。
使用上の注意:朝使用する場合は、紫外線対策をしっかりとおこなってください。
再生医療によるしみ治療
肌の健康を保つのは、肌の下層(真皮層)にある弾性線維や繊維芽細胞が担っています。
線維芽細胞は、コラーゲン線維や肌の潤いを保つヒアルロン酸を作ります。
しかし25歳を過ぎるとこの弾性線維や繊維芽細胞は少なくなり、肌が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)を遅らせます。
それにより、メラニン色素が生成されると、通常のターンオーバーであれば角質と共に剥がれ落ちるはずだったしみが徐々に蓄積し、しみとなり定着し徐々に濃くなっていきます。
加齢と共に弾性線維や線維芽細胞は少しずつ少なくなり、通常増えることはありません。
しかし、唯一増える時があります。それは、傷ができた時です。
傷ができると、その傷を修復しなければなりません。
その時だけ肌は弾性線維や線維芽細胞を活発に作り、傷を治そうとするのです。
つまり、肌に「傷がある」と認識させれば弾性線維や線維芽細胞を増やすことができる可能性があるということです。
この性質を応用したのが、再生療法です。
サイトカインカクテル(幹細胞培養上清液)療法
サイトカインカクテル療法とは、乳歯の歯髄部分から採取した幹細胞を培養し、その培養液に放出されるサイトカイン(タンパク質)を活用した再生医療のひとつです。
サイトカインは、発毛、育毛、皮膚再生、しみ・くすみ・表皮ターンオーバーの改善、シワ予防、、シワの改善、ハリなどの弾力の再生への効果が高いと報告されています。
幹細胞を培養した培養液には、通常、成人の数十倍から数百倍のサイトカインが含まれていることが分かっており、このサイトカインを豊富に含む培養液をサイトカインカクテルと呼びます。
サイトカインは、各細胞にいろいろな細胞や組織を作り出すため、多くの命令を伝えています。
サイトカインはタンパク質なので、ガン化するような心配もありません。
幹細胞を培養した時に放出されるサイトカインを使用し、肌や毛根を再生する治療法がサイトカインカクテル療法です。
シワやたるみ、美肌治療など、さまざまな治療に適応可能です。
・治療法
患部に直接注射、塗布します。
適応症状 | しわ、たるみ、しみ、美肌 |
---|---|
治療時間 | 10~30分 |
効果の持続期間 | 3年 |
腫れや痛み | 1~2週間ほど腫れや痛みを感じることがありますが、鎮痛剤の服用で軽減します。 |
初診当日の治療 | 可 能 |
麻 酔 | 痛みに弱い方は麻酔クリームや静脈麻酔を別料金で併用することが可能です |
IGF-1(インスリン様成長因子1)
- IGF-1の効果
- 新しい皮膚創生によるしわの予防と解消
- コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の増加
- 皮膚感触を良くし顔や体の無駄な脂肪を燃焼
- 毛根を刺激し、髪の毛を強くする
IGF-2(インスリン様成長因子2)
- IGF-2の効果
- 細胞の修正
- 筋肉の改善
- 骨密度の増加
IGFBP(インスリン様成長因子結合蛋白質)
- IGFBPの効果
- 細胞の成長を促進
- 新しい皮膚細胞創生
MCP-1(単球走化活性因子)
- MCP-1の効果
- マクロファージの増殖刺激と細胞活性化
- 老化細胞・異物・過剰生成メラニン色素などの除去
IL-8 (インターロイキンファミリー)
- IL-8 の効果
- 皮膚細胞の増殖
- 抗炎症作用に起因する創傷治癒の向上
M-CSF(マクロファージコロニー刺激因子)
- M-CSFの効果
- 細胞の増殖、分化および活性化に必要なサイトカイン
レーザー皮膚再生療法
適応症状 | 美肌、しわ、たるみ、しみ |
---|---|
治療時間 | 10~30分 |
効果の持続期間 | 3年 |
腫れや痛み | 1~2週間ほど腫れや痛みを感じることがありますが、鎮痛剤の服用で軽減します。 |
初診当日の治療 | 可 能 |
麻 酔 | 痛みに弱い方は麻酔クリームや静脈麻酔を別料金で併用することが可能です |
その他の治療法
- 内服薬による治療
- 外用薬による治療
- 注射による治療
治療時間 | 10分~ |
---|---|
治療後の通院 | 薬処方の場合1ヵ月に1回 |
腫れや痛み | 注射の場合に少し赤みや腫れが出ますが時間と共に消失します |
初診当日の治療 | 可 能 |
入院の必要性 | な し |
麻 酔 | 痛みに弱い方は麻酔クリームや静脈麻酔を別料金で併用することが可能です |
治療の流れ
予約
1お電話(092-753-6753)もしくはホームページ内の「診療予約フォーム」より予約をお願いします。
メールでのご相談も可能です。ご希望日時、ご希望の治療内容、お悩みや不安に感じていること、疑問点などをお気軽にお問合せください。
当日に治療をご希望の方は、予約時にその旨をお伝えください。(状態や処置内容によっては行えない場合がございます)受付
2受付に名前をお伝えください。保険証もしくは身分証明書、お薬手帳をご提出いただき、問診票の記入をお願いします。
問診票はなるべく詳しく記入をお願いします。
記入方法や不明な点がございましたら受付までお尋ねください。お薬手帳は今までの処方内容を確認させていただきます。診察
3担当の医師が診察を行います。症状や不安に思っていること、お悩みの内容を医師にお伝えください。しっかりと診察し適切な処置・処方薬など治療の方針をご説明、ご提示させていただきます。気になることは全てお話しください。
診察後、担当看護師より施術内容・薬の詳細や注意事項、内容、料金等の説明をいたします。診察時の不明点などがあればお話しください。
当日施術・処方をご希望の方は診察後にお支払いをお願いいたします。後日ご希望の方はご予約をお取りください。
診療当日ではなく後日に施術をご希望の方は、受付またはお電話にて次回通院日をご予約ください。施術
4当日施術をおこなう場合、処置室へご案内いたします。
準備が整いましたら施術開始となります。施術中、医師・看護師がお声がけをさせて頂きますが、痛みや違和感、体調不良がありましたらお知らせください。処方
5お薬の処方のみの場合、同意書にサインを頂き
看護師よりお薬の内容、内服の方法、注意点などを説明させて頂きます。ご質問がありましたらお気軽にお声掛け下さい。施術後
6用量・用法を守って内服してください。
異常があった場合はすぐに内服・試用を中止してください。
内服後、蕁麻疹、息苦しさ、喉への違和感を生じた際はご連絡いただくか、診療時間外であれば救急病院を受診してください。
気になることがあれば、診療時間内にご連絡ください。
料金
しみの治療は自由診療の取扱いとなります。
初診料 | ¥3,300 |
---|---|
再診料 | ¥770 |
混合診療 | 保険診療との混合診療は行っておりません。 |
治療名 | 基本料金 | 当日治療 |
---|---|---|
高周波焼灼術 直径1mmあたり | ¥11,000 | 可能 |
サイトカイン注射 1cc ※幹細胞培養上清液再生治療 |
¥107,800 | 可能 |
鍼灸+サイトカイン療法 ※幹細胞培養上清液再生治療 |
¥140,800 | 可能 |
トランサミン内服薬1か月分 | ¥3,432 | 可能 |
※施術費のほかに、術前検査代および施術中・後に必要な薬剤代がかかる場合があります。
関連治療(自由診療のみ)
併用することで効果が期待できる治療法や副作用が軽減できる治療法です。
治療名 | 単価 | 最低施術単価 |
---|---|---|
美白点滴 | ¥4,400 | ¥4,400 |
美肌点滴 | ¥4,400 | ¥4,400 |
よくある質問
- Q日焼けによるしみなのか肝斑なのか判断がつかないのですが、診断してもらえますか?
- 通常のしみと肝斑は治療法が異なりますので、診察し診断したうえでそれぞれに合った治療法をご提案させていただきます。
- Q角化してしまったような濃いしみでもキレイになくなりますか?
- 角化は肥厚した角質ですので、肥厚した部分を除去すると目立たなくなります。
- Qしみがなくなってもまた再発するのでしょうか。
- しみは、5~10年前に受けた紫外線の量の影響で発生しますので、過去5年以内に紫外線の影響を受けていると、新たにしみが発生することがあります。
- Qサイトカイン注射でなぜしみが改善されるのですか?
- サイトカインには多くの成長因子が含まれており、新しくみずみずしい肌細胞を多く作る働きがあります。この作用により色素やくすみを含んだ古い細胞を剥がすことでしみ、シワを改善します。
- Q肝斑にレーザーが当てられないのはどうしてですか?
- 肝斑は高周波やレーザーなどの刺激のある処置を行うと濃くなる可能性があるからです。
- Qボディのしみも治療可能ですか?
- もちろん治療は可能ですが、しみが広範囲にある場合、あざの可能性があります。
詳しくは診察させていただき、診断いたします。
しみができる原因
表皮は角質層・顆粒層・有棘層・基底層に分かれています。
基底層には、角質を作る工場であるケラチノサイトがあります。
このケラチノサイトから新しい角質が作られ、皮膚表面の古い角質が剥がれ落ちることで常に新しい皮膚に生まれ変わっています(ターンオーバー)。
また、基底層には色素を作る工場であるメラノサイトがあり、角質に色素を混ぜています。
しみはこのメラノサイトが何らかの刺激で活発にメラニン色素を作り出して肌の色を濃くした状態です。
通常ならば、皮膚のターンオーバーによってメラニンは角質と一緒に垢となり剥がれ落ちるのですが、紫外線などによりダメージを受けると過剰にメラニンが作り出され、通常のターンオーバーでは排出できずに色が残った状態になってしまうのです。
しみの予防法
紫外線カット
メラノサイトが受ける刺激の8割は紫外線によるものだと言われています。
つまり、日焼け止めなどで紫外線をカットすることでしみの予防が可能だということです。
しかし、紫外線の影響が比較的早期に現れる日焼けとは違い、しみは過去5~10年の紫外線の影響が蓄積されて現れますので、今後紫外線に気を付けるとその後5~10年後のしみが少なくなるということになります。
ビタミン摂取
- ビタミンC・・・メラニンの生成をおさえ、色素沈着を防止します。
- ビタミンE・・・活性酸素の除去により、メラニンが活性酸素によって作られるのを防止します。
刺激を与えない
紫外線も肌には刺激ですが、摩擦などによる刺激もしみの原因になります。
タオルなどでゴシゴシ擦ったりせず、やさしく扱いましょう。
保湿を心がける
肌が乾燥すると、様々なダメージを受けやすくなります。しみだけではなく、美肌を保つには保湿が肝心です。