2025年5月5日、当クリニック主催の「下肢静脈瘤無料オンラインセミナー」を開催いたしました。
新型コロナウイルスの影響により、しばらく対面でのセミナーを控えておりましたが、皆さまのご要望に応える形で、初のオンライン形式での開催となりました。
事前のお申し込みは予想を上回る反響をいただき、特に30代〜40代の女性の参加が多数を占めました。妊娠や出産をきっかけに足の血管やむくみに悩む方が増えていることが背景にあるようです。
🔹下肢静脈瘤ってなに?妊娠・出産との関係は?
セミナーの冒頭では、当クリニックの専門医が「下肢静脈瘤の基礎知識」についてわかりやすく解説しました。
下肢静脈瘤とは、足の静脈内にある逆流防止弁が壊れることで、血液がうまく心臓に戻らず、血管が浮き出たり、むくみやだるさが生じる病気です。特に妊娠・出産によるホルモンバランスの変化や体重増加が発症のきっかけとなることが多く、女性に多く見られる症状です。
主な症状は以下の通りです:
・血管が浮き出て目立つ
・足のだるさや重さ
・むくみ
・就寝中や夕方のこむら返り(足がつる)
・かゆみや皮膚の変色
「血管が見えていないから自分は違う」と思っている方も少なくありませんが、初期段階ではむくみやだるさなど、目に見えない症状から始まることが多いため注意が必要です。
実際、セミナー参加者の中からは「出産後から足の血管が目立ち始めた」「むくみがひどく、夕方には足がパンパンになる」といった声が寄せられました。
🔹実際の声:「足のむくみがつらい」「夜、足がつって眠れない」
質疑応答の時間には、参加者の皆さまから多くのリアルなお悩みが寄せられました:
・妊娠後から足の血管が浮き出てきた。これって下肢静脈瘤?
・血管は気にならないけど、むくみがつらくて立ち仕事が大変。
・家に帰るとよく足がつる。これも関係あるの?
これらはすべて、下肢静脈瘤の初期症状として見られることが多いものです。むくみやこむら返り(足のつり)は静脈の血流が滞ることで起こるため、見た目に変化がなくても注意が必要です。
🔹予防法と最新の治療法も紹介
下肢静脈瘤のセルフケアや予防・軽減方法としては、次のような対策があります:
・弾性ストッキング(着圧ソックス)の活用
・こまめな足の運動やストレッチ、ウォーキング
・長時間同じ姿勢を避ける
・足を心臓より高く上げて休む習慣
また、当院では硬化療法や高周波(ラジオ波)、レーザー治療といった日帰り手術も導入しており、痛みが少なく、回復も早い治療法を提供しています。
🔹オンライン開催のメリット
今回のオンラインセミナーはZoomを利用し、自宅からリラックスして参加できる環境を整えました。
「自宅から参加できたため、気軽に質問することができた」「リラックスした雰囲気の中で、専門的な話をしっかり聞けた」など、多くの好意的なご感想をいただきました。
🔹当院の特長:専門性と利便性を兼ね備えたクリニック
当クリニックはもともと下肢静脈瘤を専門とする血管外科クリニックとしてスタートし、治療はこれまでに8,000例以上の治療経験を持つ院長が担当します。日帰り治療にも対応し、患者様一人ひとりに適した方法で安全に治療を行っています。
立地も便利で、福岡・天神の大丸エルガーラ東館と同じビル内にあり、お買い物のついでに通院できる点も好評です。
🔹まとめと今後の開催について
下肢静脈瘤は進行性の病気で、放っておいても自然に治る病気ではありません。命に関わる病気ではありませんが、早期の発見と対策により、日常生活の質を大きく改善することができます。
今回のセミナーを通じて、「気になるけど、病院に行くほどでは…」と感じていた方の意識が変わったという声もいただきました。
今後も当院では、無料オンラインセミナーを通じて正しい知識を発信してまいります。ぜひ次回もご参加ください。