インフルエンザの家庭内感染予防法
家庭内での感染を防ぐためには、ウイルスを「持ち込まない」「広げない」「免疫を高める」 の3つが重要です。
① ウイルスを「持ち込まない」
✅ 手洗い・消毒の徹底
外出後、食事前、トイレ後などに石けん+流水で30秒以上しっかり洗う。
アルコール消毒(70%以上のエタノール)も併用すると効果的。
✅ マスクの正しい着用
感染者がマスクをすることで飛沫を防ぐのが最も効果的。
家族もマスクを着用し、特に看病する人は不織布マスクを使用。
使用後のマスクはすぐ捨て、手を洗う。
✅ ウイルスを家に持ち込まない
帰宅後すぐに手洗い・うがい をする。
衣服やカバンを玄関で払う(ウイルスが付着している可能性あり)。
ドアノブ・スマホの消毒(アルコールまたは次亜塩素酸水)。
② ウイルスを「広げない」
✅ 部屋の換気をこまめに
1時間に1回、5~10分ほど窓を開ける(2カ所開けると空気の流れができる)。
空気清浄機(HEPAフィルター搭載)も有効だが、換気が最優先。
✅ 感染者の部屋を分ける
可能なら感染者を個室に隔離(特に高齢者や子どもがいる場合)。
介護・看病する人を1人に限定し、接触を最小限に。
✅ 家庭内の接触感染を防ぐ
タオルやコップを共有しない(感染者専用を用意)。
ドアノブ、リモコン、スイッチ、トイレのレバー などをこまめにアルコール消毒。
お風呂は感染者を最後にする or 別の日に入る。
③ 免疫を「高める」
✅ バランスの取れた食事
免疫力を高めるビタミンC・D、亜鉛、たんぱく質 を意識。
ビタミンC(柑橘類、ブロッコリー)
ビタミンD(魚、キノコ類)
亜鉛(牡蠣、レバー)
たんぱく質(肉、魚、大豆製品)
✅ 十分な睡眠
6~8時間 の質の良い睡眠を取ることで免疫力アップ。
寝不足はウイルス感染のリスクを高める。
✅ 適度な湿度管理
室内の湿度を50~60%に保つ(乾燥するとウイルスが活発化)。
加湿器を活用する or 濡れタオルを干す。
【まとめ】家庭内感染を防ぐポイント
✅ 手洗い・消毒・マスクの徹底
✅ 換気と加湿をしっかり行う
✅ 感染者の部屋を分け、接触を最小限に
✅ 食事・睡眠をしっかり取って免疫力を高める
家族の誰かが感染しても、適切な対策をすれば家庭内感染を最小限に抑えられます。